コロナウイルスが流行してからはあちこちに手指の消毒用にアルコール消毒液が置かれていますね。
しかし、毎年冬に流行するノロウイルスにはアルコール除菌がほぼ効きません。
今回は、家族内でノロウイルスが発生した際の対処法を紹介しますので、参考にどうぞ。
この記事では次亜塩素ナトリウムの作り方(薄める割合)などがわかります。
- 手洗いが必須な理由。
- 次亜塩素ナトリウムの作り方(薄める割合)。
- 消毒の方法。
手洗いの効果とは
まずはじめに、手洗いは消毒ではないということ。
え?そしたら、なんなの?
手洗いは消毒ではなく、ウイルス・菌を洗い流す。ということです。
水だけでなく、石鹸やハンドソープを使用することで、ウイルスや菌を手から剥がれやすくすることで洗い流すことができます。
てっきり、泡でバイ菌をやっつけていると思ってました!
次亜塩素ナトリウムの作り方
次に次亜塩素ナトリウムの作り方です。
嘔吐物が付いた床や直接手で触れる機会が多いドアノブなどは0.1%(1,000ppm)濃度の次亜塩素酸ナトリウム溶液で掃除することが勧められていますので、その作り方を紹介します。
原液の濃度は商品によって異なるので注意してください。
ミルトンで作る方法
ミルトンのキャップ1杯は25mlです。
ミルトン50mlに水450mlを加えることで、500mlの次亜塩素酸ナトリウムを作ることができます。
ハイターで作る方法
ハイターまたはキッチンハイターをペットボトルのキャップ2杯(10ml)に水490mlを加えることで、500mlの次亜塩素酸ナトリウムを作ることができます。
ノロウイルス発生後の消毒方法
調理器具等
十分に洗った後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すようにペーパータオル等で拭くことで消毒が完了です。(加熱できる物は煮沸消毒が有効です)
嘔吐物等
おう吐物等は、ウイルスが飛び散らないようにペーパータオル等で静かに拭き取り、ビニール袋に密閉して捨てるようにしましょう。
なお、捨てる際に次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度1000ppm)に浸しておくと、清掃員の方が感染するリスクを軽減させることが出来るはずです。
床等の汚染場所は次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すようにペーパータオル等で覆うか、拭きとり、その後水拭きすることで消毒できます。
衣服や下着など
嘔吐物が付いた服などは、もったいないですが、捨てることが一番手間がかかりませんし、安全です。
ですが、捨てる以外にも消毒する方法があるので紹介していきます。
煮沸消毒
ひとつ目の方法は煮沸消毒です。
ノロウイルスは熱に弱く、85℃以上のお湯に1分以上浸すと消毒として有効です。
しかし、煮沸消毒は一度にできる量も限られますし、お気に入りで熱に弱い生地の洋服はできませんよね。
次亜塩素ナトリウムに漬け置き
そこで二つ目の方法は、次亜塩素酸ナトリウム(1000ppm以上)に漬け置きする方法です。
10分以上、漬け置きした後に洗濯しますが、決して他の洗濯物と混ぜないように注意しましょう。(ノロウイルスが他の洗濯物にうつらないようするため)
なお、高温に弱いため、乾燥機やスチームアイロンを使用することも有効と言えます。
まとめ
冬はいろいろな病気が流行ります。
その中でもノロウイルスは感染力も高く、嘔吐物などの掃除も大変なので、家庭内感染を防ぐべく参考にしてもらえればと思います。
では、またっ
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